変なサッカー好きの大学生が書くブログ

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ボーンマス ルイス・クックがもたらした「変化」

 

昇格二年目のボーンマスは1-3のスコアでユナイテッドに敗戦。特に課題が残ったのは攻撃面。左ウイングのキングの突破やアダム・スミスのオーバーラップといった個人技でしかチャンスを作れず、3-0となった時点で彼らの勝機はかなり薄くなっていた。唯一、得意のパスワークで崩したのは69分の得点シーンであった。

 

 

ここで大きな仕事をしたのは2部のリーズから加入し、インサイドハーフを務めたルイス・クック。前半のボーンマスサイドのサポートが少なく、アーリークロスなどといった苦し紛れのプレーが続いていた。個人的には、ハーフタイムにここをどう修正するのか注目して見ていた。

 

 

恐らく、彼が意識したのはバイタルでアクセントをつけることであり、その方法は「相手のリズムを崩す」こと。後半開始早々に楔のパスをフリックした時から、彼は徐々に違いを見せていた。

 

 

中盤より前でのダイレクトプレーが極端に少なかったこの試合。サーマンやアーターというパサーがいても、前線の動きがなくては使いようがない。新加入のアイブは積極的に中央でのプレーを試みたが、周りとの連携不足からか、ボールを持ちすぎる場面が目立った。

 

 

そんな状況で迎えた69分。ボーンマスの特徴である左サイドから相手を押し込む。f:id:mwmpxpp:20160816122415j:image

 

インサイドハーフのアーターがボールを受けると、右インサイドハーフのクックがボールサイドに寄る。このように片方のサイドに人数をかける攻撃自体が前半はなかった。ちなみに得点を取るスミスは画面右端。

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 ここで斜め45度にパスが入るが、フェライニがカバーしているので、相手ブロック内には侵入できていない。そして、クックが選択したのは「スルー」。

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彼の後ろにうまくポジショニングしていたのは、直前に投入されたグラッバン。アイブよりも中央での仕事ができる選手で、サイドアタッカーよりもセカンドトップ向きのプレーをする。クックがスルーして縦に抜けたことによって、フェライニはDFラインに吸収。ユナイテッドはほぼ横一線に6人が並んだ。クックのスルー1発でバイタルを攻略した形となる。

 

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グラッバンがボールを受けた瞬間、少し見合ったバリーとブリントだが、素早くブリントが距離を詰め、悪くない対応。さらにショーも寄ってきて、左へのパスコースを切っている(ように見える)。

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ユナイテッドDFで不味かったのはマルシャルの対応。全くスミスを見ていない。さらに、ショーも「もう大丈夫だ」と言わんばかりの守り方で完全にスキを与えた。

 

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 マルシャルはアッサリ裏を取られ、ボールウォッチャーになっていたブリントが慌てて対応するも、一番やってはいけない中に切り返され、失点。スミスのシュートも素晴らしいが、クックのスルー1本でここまで簡単に崩されてしまうのは、少し厳しい気もする。

 

 

それにしても、右サイドバックの選手があの角度からあのコースに左足を振り抜けるのは流石としか言いようがない。ボーンマスでは最も精力的に動いていたスミスの株は、自分の中で急上昇中。

 

 

新加入のクックに話を戻す。運動量もあり、このようにチャンスメイクもできる。1.5列目付近で動き回る姿は、ノリッジのフーラハンに近いものを感じた。まだ1試合しか見ていないので何とも言えないが、エディー・ハウ2年目の改革の中で、重要な役割を果たす選手かもしれない。